前回のページまでは美容外科について、現在最も人気のある施術として「ヒアルロン酸注入」の施術について、施術の内容や効果について詳しく解説してきました。その中でひとつ大切な要素として、ヒアルロン酸を美容外科の施術として利用した場合、ヒアルロン酸は体内に吸収されてしまうということです。それはヒアルロン酸が、もともと人体に備わっている物質であるということがその理由として挙げられます。それではなぜヒアルロン酸を注入することを美容外科の施術としたのでしょうか。今回のページでは美容外科のための施術として人気のヒアルロン酸注入の施術について、正しい理解を進めていただくための情報についていくつか詳しくお伝えしていきたいと思っています。
美容外科では以前にもお伝えしたように、すべての施術において高い安全性が求められています。それはどうしてかというと、美容外科の施術は外見を整えるために受けるものですので、施術が原因で健康を損ねることがあっては本末転倒という考え方に基づく考え方です。そういう意味で、高い安全性を誇るヒアルロン酸注入の施術は、この考え方にとてもマッチする施術ですので、多くの女性から高い支持を得る結果になったと考えることができます。
ヒアルロン酸は非常に安全な物質であることはこれまでにお伝えしてきたとおりですが、簡単に補足しますと、ヒアルロン酸は最終的には体内に吸収されてしまいます。体内の細胞レベルで取り込まれていくので、自然な代謝の一環として、注入されたヒアルロン酸はゆっくりと時間をかけてその効果を失っていくということが起きてきます。これは美容外科の施術としては、正しいことなのかどうかは分かりかねますが、体内に入った物質の情況としてはとても理に適った反応が起こっているということが言えます。
もちろん、ヒアルロン酸は美容外科の施術にとって必要不可欠なものですが、その一方でいつまでも体内にとどまり続けることを期待するのは、理に適ったこととは言いかねます。というのも、全ての物質は、それが身体の一部であっても、体内にとどまり続けるものはほとんど皆無です。少しずつ、細胞のレベルで循環しているのが人の身体のメカニズムです。ですから、美容外科の施術としてもそのリズムから外れたものはあまり良いものとは言えません。
次回のページでは美容外科の施術として、今後実現されるであろう施術の数々について説明していきましょう。